「萩姫伝説」
それは、福島県郡山市磐梯熱海に伝わる美人のお湯伝説です。
昔むかし、京都より500本目の川のほとりに、温泉が湧き出ていたそうです。
その温泉に入ると、病気が治ると信じられていました。
現在、この地は、「美人の湯」として、有名な温泉旅館になっています。
その温泉を見つけたのが、この絵の主人公「萩姫」です。
今もこの川のことを「五百川」と云い、地名となっています。
実は、毎年、この温泉旅館で、福島県テントシート工業組合の理事会が行われます。
立派な温泉旅館です。
と言うことで、今年も理事会に出席してきました。
そして、もう一つの伝説があります。
東京重布会よりご来賓として、テント業界のレジェンドがいらっしゃっいました。
石川株式会社常務取締役 森野栄一様、御年77歳です。
この業界で50年以上ご活躍の生きる伝説です。
実は、森野さんは、過去2回も三途の川を渡ったと言う話は業界内で有名です。
一回目は、小学校に上がる前の年、チフスで余命3日を宣告されたそうです。
二回目は、55歳のとき、心筋梗塞で倒れて、死亡宣告を受けたそうです。
しかし、いずれも奇跡的に生還されたそうです。
人の寿命とは、わからないものです。
そんな森野さんですが、いつも笑いの絶えない気配りの人でもあります。
森野さんのお話はいつも面白いですが、それも、テント業界の良い時も苦しい時も経験されているからでしょう。
十八番の話は、高度成長期の冬のボーナスのお話。
初任給が3万円当時だった頃、なんと、100万円を現金で支給されたそうです。
家に帰り、布団の中で夜も寝ないで、お金を数えていたそうです。
そして、オイルショックの時のお話は傑作です。
同じく給料が支給され、渡された袋の厚さと重さに驚き、やはり家に飛び帰り、布団の中で給料袋を開いてみてびっくり!!
なんと、袋の中身は、「虎やの羊羹」が一本だけ入っていたそうです。
今度は、悔しくて、一夜中眠れなかったそうです。
何度聞いても、会場は大笑いです。
いつも楽しい、為になるお話ありがとうございます。
いつまでもお元気で、後進のご指導をお願いします。