腕のいい職人とは、“魔法使い”のようです。
「技能工より多能工」
これは以前、オーニング協会の研修会で学んだことです。
簡単に言うと、基本となる得意分野を中心に、広く浅く技能を広げることを云います。
例えば、この写真のナベさんは、CADで図面を書きます。
彼の図面は、テント屋らしい視点で書かれていて、特徴は、ポイントが強調されているので、とても分かりやすい図面になっています。
さらに、技術的には溶接も上手なんです。テントの下地から、本体のフレームまで、自作できるほどの技術を持っています。
初めての現場でも、写真と図面だけで、魔法のように工事を進めていきます。
さらに、私の知る限り、腕のいい職人の条件は、下記の3つを備えていることです。
まず一つ目は、「よごれ仕事を嫌がらない」こと。
張替えが必要な古いテントやオーニングは、表面が非常に汚れています。
例えば、こちらの写真をご覧下さい。
元々は、オレンジ色のテントだったのですが、すっかり汚れてしまい、オレンジが灰色に変色してしまっています。裏面に本来の色が残っているぐらいです。
さらに、この日の前日に雨が降りましたので、さらに汚れが増し、大変になります。
それでも、嫌な顔一つせず、淡々と作業を進めています。
次に腕のいい職人は、「仕事が丁寧」なことです。
細かい仕事も嫌がりません。最後まで、手抜きをしません。
自分が納得するまで、仕事に責任を持ちます。
そして、三番目がこれです。
腕のいい職人は、「良く食べます」。
仕事の後は、2人前ぐらいは、普通に食べます。この日も、500グラムのステーキをひとりでペロリです。
彼の体型を見れば、納得ですよね。
こうした腕のいい職人の3つの条件を備えている彼ですが、正直、まだまだ足りないと思っています。
ナポレオンの言葉に、「良い兵隊とは、歩く兵隊だ」と言うのがあります。
ナポレオンの時代は、船や自動車などの移動手段のない時代です。
どんなに腕の立つ強い兵隊さんでも、フットワークが重くては戦にはなりません。
このポイントが、重要だと思います。
「腕のいいテント屋」だけでは、ダメなんです。
やはり、常磐テントもフットワークを軽く、どこにでも伺うと言う姿勢が必要なのだと思います。
そんな常磐テント商会は、福島県いわき市を中心に近県や東京・首都圏にもお伺いをして、テントやオーニングの設置、張替を行なっております。
さらに、遠方のお客様の場合は、弊社のネットワークを使って、施工できる業者様へのご紹介なども行なっています。
今回は、千葉県の館山市にある床屋さんのオーニングの張替えを行なってきました。
最初の灰色になってしまったオーニングのままでは、お客様への印象が悪くなってしまいます。
オーニングは、お店のイメージを表す看板でもあります。
古くなったテント・オーニングの張替え、リニューアルをお考えであれば、お気軽にご相談下さい。
最近では、保育所や養護施設など小さいお子さんやお年寄りのいらっしゃる施設でのオーニング設置のご依頼が増えています。
これから、夏本番で日差しの強さが増す時期に備えて、日よけを行うオーニング設置をお勧めします。
実は、今の時期が比較的空いておりますので、工事もすぐに行うことができます。
お気軽にお声がけ下さい。
フットワーク軽く、首都圏までもお伺い致します。
ご連絡を心よりお待ちしております。