私の知る限り、日本一高さのある間仕切カーテンだと思います。
以前、高さ8mの間仕切カーテンを設置したことはありましたが、これだけの高さのものは、さすがに初めてです。
この間仕切カーテンは、高さ9m、横幅20mもあります。
使い方は、普通のカーテンと同じに横に引きます。
まん中から、左右に、人の手で引き分けます。
ただ、それだけでは動きませんので、ウインチを左右につけて、ワイヤーで引きます。
この大型の間仕切カーテンは、工場内で外部からお越しの見学者がいらっしゃった時に、作業エリアと見学エリアを区切るために設置しました。
当初は、シャッターなども検討されたそうなのですが、重量などの問題で、結局、テント屋の出番となりました。
幕材による軽量化の理由は、既存の建物のフレームに、レールを取り付け、そこに釣り下げる形になるので、重量を極限まで軽くすることが条件でした。
そのため、フレームもアルミ材を使い、さらに補強をして、カーテン全体を軽量化しました。
この工場内の大空間を、軽量化と低コスト、さらに「不燃シート」を使うことで、燃えない、安全な間仕切を実現することができました。
さらに、大型間仕切カーテンの特徴として、「不燃シート」を使用しています。
ここで、簡単に不燃シートのことを説明しますね。
この「不燃(フネンと読みます)シート」は、燃えないと書きますが、これは一部、間違いです。
厳密には、不燃シート自体は、燃やそうと思えば、実は燃えます。
ただ、基布に使用されているグラスファイバーによって、火の粉を通さないのです。
燃えるのですが、燃えるのを広げないと言ったほうが正解ですね。
ですので、不燃シートの下に、可燃物を置くことが出来るのです。
ここ最近、こうした工場や事業所などでは、消防法の関係から、こうしたシートも「不燃シート」と「防炎シート」がよく使われます。
工場や事業所のタイプや利用シーンに合わせて、これらを使い分けます。
次回のブログで、この2つシートの違いについて、ご利用シーンに合わせて説明しますね。
お楽しみに。